JT(2914:東証一部)を配当狙い投資家目線で考える
どうも、御用納めに向けてラストスパートをかけなきゃいけないのに誘われた忘年会全部出ちゃう系ブロガーのブルーです。
歴史的な月?
12/25 23時現在の指数。日経平均は-1000円下落、NYダウ平均は前営業日終値が-650ドル、為替は110円代で109円代到達も目前。
これが終わりの始まりなのか、はたまた平成最後の大バーゲンなのかは私には分かりません。
しかし、年末休暇(相場の休場)が目前なのは
ちょうど良かったのかなーと思っています。
酔っ払いの「まだ酔ってない」と同じで、人間損が出ると冷静なつもりでも、実はまったく合理的な判断が出来なくなっている...なんてこともあります。
私は1週間前に身をもってそれを証明してしまいましたからね(´^q^`)
【投資】冷静になろうとしたら、ソフトバンクちゃんに往復ビンタされた話 - 投資にも転職にも失敗した男が逆転を目指すブログ
日本たばこ産業(JT)とは
JT公式サイトより
日本たばこ産業(以下、JT)は、日本で唯一、たばこの製造を認められた、日本専売公社が民営化されて誕生した企業です。
NTTのように、JTには特別な法律が定められており、国が3割以上の株式を保有する大株主となっています。
その辺の経緯にご興味のある方は、WikipediaやJTの公式サイトをご覧下さい。
ぶっちゃけ、私もそれらを見ながらこの記事を書いてますからw
さて、日本は少子高齢化が進んでいます。更に、近年は健康ブーム、嫌煙ブームが起こっています。
JTは国内のたばこ市場で絶対的な地位(途中から外資が参入してきたとはいえ)を誇ってきましたが、やはりその流れには逆らい切れません。
そこで、国内たばこ市場で蓄えた莫大な資産を元手に、異業種や海外のたばこメーカーを相次いで買収し、事業の存続・拡大を図っています。
有名なところでは、イギリスのギャラハー、冷凍うどんのCMでお馴染みだった加ト吉(現テーブルマーク)がJTに買収されています。
1991年、加ト吉のCMより。「♪かーときっちゃん、かときっちゃん♪」
日本では、たばこ需要は減少傾向にありますが、海外ではまだまだ需要の伸びしろがある地域がたくさんあります。
たばこと言えば内需型産業のイメージがありますが、実態は世界規模にビジネスを展開するグローバル企業です。
この流れは今後も続いていくでしょう。そうでなければ、JTも徐々に衰退するしかありません。
配当・優待投資家ホイホイのJTちゃん
JTは配当・優待投資家の間では有名な銘柄です。なぜなら、配当利回りが5%を超え、なおかつ株主優待まであるのですから!
更に、直近の猛烈な値下がりによって利回りは予想値で5.8%を超えました。
5.8%を超える利回りはロイヤル・ダッチ・シェルやブリティッシュ・アメリカン・タバコと同レベルの極めて高い水準です。
JTちゃん不人気説
先にも少し触れましたが、株価が長らく下降トレンドにあるのです。それと近年の増配が相まって、これだけの利回りを叩き出したのです。
JTの過去5年の株価チャート。この2年あまりは下落の一途。
事業の中核である国内たばこ市場が縮小する中、健闘していると思いますが、右肩上がりで業績が伸びているとは言い難いのが現状です。
JTの売上推移。
また、健康志向の高まりや、たばこに対する各種の圧力(分煙・禁煙エリアの拡大、たばこ増税の推進など)はニュースでもよく報道されており、投資家がたばこ産業の未来に明るいイメージを持つのは難しいでしょう。
独占的な地位や利益率の高い商売である以上にネガティブな要素(イメージ)が強く、それが株価にも反映されているのでしょう。
これからは電子タバコがブームになるよ!って報道された時には、一時的にせよ株価が上がりましたから、イメージの問題は無視できませんね(;・∀・)